【完】矢野くん、ラブレターを受け取ってくれますか?
「わかったか?」
「は、はい……」
ここで言い訳したところで、この先生には絶対通じない。
だからもう諦めるしか……。
私って……ほんとツイてない。
なんで私がこんな目に……。
やっぱり、人を傷つけてしまったから、神様が怒っちゃったのかな……。
絶対そうだ。
はぁ。
すると、私の机の中からなにかが落ちた。
「あ……」
それは、私が星司くんにラブレターを書くときに使った便箋だった。
薄いピンク色のシンプルなお気に入りの便箋。
そうだ……拓磨くんにラブレターを……。
ラブレターを書こう。
自分の気持ちを全て文字に変えて……。
私は便箋を拾うと、袋から一枚紙を取り出して、ボールペンを走らせた。