【完】矢野くん、ラブレターを受け取ってくれますか?
教室に着くと、私は席についてボーっとする。
あぁ、教科書を机の中に入れるのもめんどくさい。
しばらく、なにも手につかなさそうだな……。
「あれ、なんか机1個減ってない?」
すると、クラスの女の子が言った。
え……?
机が1個減ってる?
見ると、私の隣の列……拓磨くんの列の机が1個、減っていた。
なんで……?
誰の机がなくなったの?
「あ、矢野くんの机がないんだ……!え、なんで!?」
聞こえてきた女の子の声に、私は反応して、立ち上がった。
ウソ……拓磨くんの机が……?
見ると、確かに拓磨くんの机がなくなっていた。
なんで……なくなってるの?
私が立ち上がった衝撃で、机の中からなにかが私の足元に落ちた。