狼少年と黒猫さん



「あー、ねぇねぇ!黒猫ちゃん…!」


ニコニコ笑う、こいつ。

「……」



「むぅ、無視すんなぁ!」

「黙れ、ブス。」



ブス!?

「酷いよ!」



なんか、口論し始めた。



そして、僕の方を向いて一言。

「大神くん!先に、帰っててくださいね。」



ひっそりと、言った。


それに、うなずいた僕。







黒猫、怖いな…。



「ブスじゃ、ないから黙んなーい♪」



目を輝かせる、ウサギ。




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