狼少年と黒猫さん

狼、親の帰宅!?



「ん?」


家の、なんメートルか先で足を止めた。



僕のいえが、見える。

玄関に、扉を開けて目を見開く子犬。



門を入ったところに、……熟女(?)。



見覚えのある、背丈。




ショートカットの、綺麗に染められている髪の毛。



スーツ。





「だーかーらー、君は誰なの!?」


「この家の、家主…かしらね?」




そんな、へんてこな会話が聞こえてくる。


< 88 / 114 >

この作品をシェア

pagetop