†Sevens Hope†シーズンⅠ
1章.日本滅亡
20XX年、人類は戦う事をやめなかった。

ある国は武力自慢のために
ある国は自国守るために
またある国は遊びで
隣国を滅ぼしたり領土を拡大している時代

今では名ばかりの世界評議会
世界平和と各国の協力!
を目標に掲げた会だが
代表国の力自慢の場にしか過ぎなかった

武力、勢力が圧倒的な米国[ベイ]
兵器力に特化している中[ナカ]
自国繁栄にしか興味のない呂[ロ]
作物、物資に恵まれている晋[シン]
神々が宿る地をもつ印[イン]
どの国にも属さない
謎の宗教協会教祖。明[メイ]

いまはなき
平和の象徴、協議会設立国の日本[にほん]

この7つのバランスにより平和は保たれていたのだが
ふと米と中の発した言葉がすべての始まりだった…

2年前、
いつもの通り7人が囲むように座り
どうでもいいような自国の現状報告をしていた時

米国『突然スミマセンが、みなさんにご報告させてイタダキマス。』

ざわつく会議室…
会議まえにおかれたコップを手に取り
つがれていた冷たい水を一気に飲み干し…

米『イマカラぁ、中と共同戦前をイタシマァス。』

その言葉に思わず笑いがでたのは日本国
『なにをばかな…もう敵がいないのにどこと戦うつもりなんだ?まさか、宇宙人とかいわないでしょうね、クスクスクス』

会場が笑いで盛り上がる…すると

中[エエ…敵はイマセン、これから行うのはタダノ…一方的な殲滅ニナリマス]

その言葉を聞いたとたん会場は静まりかえる。
長い沈黙…どの国も
中は冗談を言うような国ではないことはわかっていた

標的国は…

米、中『ニッポンコクデス』

その瞬間日本国に向ける銃口、一体いつからそんな物騒なものを…そもそもここに武器を持ち込むことは不可能なはず…

そう考えていたのが日本国の失態。
ほかの4国は席をたち逃亡している。

ドォン…

乾いた音が鳴り響き日本国代表はその場に倒れ込んだ。

そっか…今日の開催場所は米…
最初から細工をして武器を持ち込んでいたのか…

薄れていく意識の中そのようなことが
頭に浮かんでいた

そして

我々日本が負けるはずが…ない

最後の思考が停止した…………


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