†Sevens Hope†シーズンⅠ

荒れ果てた道、ボロボロの家が立ち並ぶなか、
金髪のツンツン頭の青年が歩いている。

米兵『ヘイ!ジョット、今日はどこへいくんだ?』

見張りと思われる米兵が話しかけてくる
手にはライフルのようなもの、腰にはサーベルが収まっているであろう鞘がぶら下がっている

ジョット『あー…ゴミ拾いにいくんだ、生きていく上で大事な作業さ……通してくれよ』

米兵を睨むように答えた

米兵『オイオイ、お前は髪も米国のようにしてくれたし、特別扱いしてやってるが…今日は家に帰んな、これをやるからよ』

そういって地面に投げられたごみ袋、
中には米兵が食べたであろうパンくずやガムが入っている

ジョット『ちっ…』

それを拾い上げ懐にしまいこむ。

挨拶もしないできた道を戻ろうと振り替える


そう、ここは奴隷地区といわれる地区
高い金網にしきられた地区でかならず見張りがいるし
必要とあれば外につれられ超労働をさせられる…

人じゃない…奴隷といわれるものが住んでいる地区だ。

そう、中にいるのは全員日本人。
ある日、米国と中国が攻めてきた
なんの準備もしてない日本はすぐに滅亡。
日本人は名前を名乗ることを禁じられ
各地にある収容所で奴隷として飼われるか

こうした奴隷地区で生活させられているのだ。

ただしジョットのように
見た目などを米風にした奴隷には
名前を与えられることもある
ただし米の名前になるが…
中には米兵を尊敬しだす奴隷もいるが
気に入ってもらえても 一生働かされるか
慰めものになるだけだ。

だったらこうやって奴隷地区で大人しく生活しておいたほうがましだ

ジョットはパンくずをかじりながらそう思うのであった
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