魔王の娘が勇者になりたいって変ですか?
「滅びるが良い」

 女性が、そう言って扇でバネッサの首をはねた。

「万桜、すまねぇ。
 機体限界突破……離脱する。
 お前も早く逃げろ……」

 バネッサは、そう言ってその場から姿を消しバルドは気絶した。

「逃げる……?誰から?
 まさか、私たちから?
 まさか、逃げれると思ってる……?」

 クレイジーが、楽しそうに笑う。
 万桜は、まっすぐとクレイジーを睨む。

「なに?その目は……
 もしかして、抵抗する気?」

 女性が、そう言って口元に扇を当て言葉を続ける。

「舞い散りなさい。
 扇風千!」

 女性の背後から無数の扇子が現れそれが全てレッド・ファングに降り注ぐ。

「きゃ……」

 万桜が、悲鳴を上げる。
 しかし、ダメージは受けてない。
 レッド・ファングは、光のバリアに護られていた。

「何奴?」

 女性が、ある方向を睨む。
 クレイジーも同じ方向を見る。

「そう、殺気立つでない。
 余は不死身であるのだから……」

 かみさまが、そう言って顎に手を当て小さく微笑んでいる。
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