魔王の娘が勇者になりたいって変ですか?
「まぁ、生まれ持っての差ってやつさ……
生まれ持って勇者としての素質がありちやほやされて育ったから自由すぎるところがある。
それは、あいつらの欠点さ」
新一が、そう言うと正が尋ねる。
「トゲの刺さった言い方なのは、気になるけど新一さんは違うのかい?」
「僕にもそういう部分はあるかもしれない。
だけど、僕の強さは負けた回数の数でもある。
敗北を知って強さを得たものと敗北を知らずに得た強さとはまた違うのもがあるのさ」
新一が、小さく笑う。
「そうだね」
正も笑う。
「あー。
それは、俺にでもわかるぞ。
涙の数だけ強くなれる!ってあれだな」
焔が、そう言うとシエラがため息をつく。
「またわかったようなことを言って……」
すると新一がニッコリと笑みを浮かべる。
「まさにそうだよ。
涙を知らず得た力は、いつかそれが弱点になる。
涙の数だけ立ち上がったものこそがそれが真の強者さ……
君もそう思うだろう?
丹歌くん」
新一が、そう言って丹歌の方を見た。
「どうしてそこで俺の名前がでるんですか?」
丹歌が、困った顔で新一を見る。
「君は、デモニック。
呪い持ちだ。
僕は勇者だからわかる。
君は、強力な力を持っている。
心当たりがあるんじゃないかい?」
新一の目が真剣になる。
「プレさんの力を得たからじゃなくてですか?」
「君は、本来なら伝説の三剣なんか扱える能力は持っていないんだ」
「え?」
「伝説の三剣を扱うには魔力が少なすぎる。
でも、扱うことができる。
この呪い僕の記憶が正しければオールウエポン。
触れるもの全てを武器に変えてしまう能力さ。
そして、その対価が……
人からは愛されない。
まぁ、能力が高い人間には効かないが……
人間から愛されることはないだろう。
心当たりあるんじゃないかい?」
新一の問に丹歌が、苦笑いを浮かべた。
生まれ持って勇者としての素質がありちやほやされて育ったから自由すぎるところがある。
それは、あいつらの欠点さ」
新一が、そう言うと正が尋ねる。
「トゲの刺さった言い方なのは、気になるけど新一さんは違うのかい?」
「僕にもそういう部分はあるかもしれない。
だけど、僕の強さは負けた回数の数でもある。
敗北を知って強さを得たものと敗北を知らずに得た強さとはまた違うのもがあるのさ」
新一が、小さく笑う。
「そうだね」
正も笑う。
「あー。
それは、俺にでもわかるぞ。
涙の数だけ強くなれる!ってあれだな」
焔が、そう言うとシエラがため息をつく。
「またわかったようなことを言って……」
すると新一がニッコリと笑みを浮かべる。
「まさにそうだよ。
涙を知らず得た力は、いつかそれが弱点になる。
涙の数だけ立ち上がったものこそがそれが真の強者さ……
君もそう思うだろう?
丹歌くん」
新一が、そう言って丹歌の方を見た。
「どうしてそこで俺の名前がでるんですか?」
丹歌が、困った顔で新一を見る。
「君は、デモニック。
呪い持ちだ。
僕は勇者だからわかる。
君は、強力な力を持っている。
心当たりがあるんじゃないかい?」
新一の目が真剣になる。
「プレさんの力を得たからじゃなくてですか?」
「君は、本来なら伝説の三剣なんか扱える能力は持っていないんだ」
「え?」
「伝説の三剣を扱うには魔力が少なすぎる。
でも、扱うことができる。
この呪い僕の記憶が正しければオールウエポン。
触れるもの全てを武器に変えてしまう能力さ。
そして、その対価が……
人からは愛されない。
まぁ、能力が高い人間には効かないが……
人間から愛されることはないだろう。
心当たりあるんじゃないかい?」
新一の問に丹歌が、苦笑いを浮かべた。