初恋 二度目の恋…最後の恋
夏の暑さは一向に衰えることなく、激しさを増しているように感じた。お盆を過ぎて残暑と言われる時期になっても暑さは緩まる気配はない。そんな中、私は小林さんと一緒に得意先の一つを訪問していた。
これは何度目の訪問だろう。
かなり大きな契約になるので、相手も慎重でこちらの出方を伺ってくる。そんな中、小林さんはいつになく苦戦していた。でも、上がれば大きな契約になるので、慎重ならざるを得ない。いつもなら高見主任が一緒に同行して一気に契約をもぎ取ってくるのに、今回に限り、細かなアドバイスをするものの小林さんに全面的に任せている。
最後の詰めだった。
時間にして一時間は掛かったと思う。説明に説明を重ね、小林さんが真摯な態度で応対していく。そんな微妙なラインの中、私も自分の持っている知識を小林さんのために頑張りたいと思っていた。
「では、小林さんの言われる通りでお願いします。来週にでも契約書をお願いします」
そんな言葉が得意先から漏れ、小林さんも私もホッと胸を撫で下ろした。商品的には申し分がないと言ってくれるけど、どうしても値段との交渉が暗礁に乗り上げていた。そんな中、小林さんの思うがままの提案で契約してくれることになったのだった。
小林さんは嬉しそうに顔をほころばせながらも、真摯な表情でゆっくりと頭を下げたのだった。
「ありがとうございます」
「いえ、申し分ない商品ですので」
これは何度目の訪問だろう。
かなり大きな契約になるので、相手も慎重でこちらの出方を伺ってくる。そんな中、小林さんはいつになく苦戦していた。でも、上がれば大きな契約になるので、慎重ならざるを得ない。いつもなら高見主任が一緒に同行して一気に契約をもぎ取ってくるのに、今回に限り、細かなアドバイスをするものの小林さんに全面的に任せている。
最後の詰めだった。
時間にして一時間は掛かったと思う。説明に説明を重ね、小林さんが真摯な態度で応対していく。そんな微妙なラインの中、私も自分の持っている知識を小林さんのために頑張りたいと思っていた。
「では、小林さんの言われる通りでお願いします。来週にでも契約書をお願いします」
そんな言葉が得意先から漏れ、小林さんも私もホッと胸を撫で下ろした。商品的には申し分がないと言ってくれるけど、どうしても値段との交渉が暗礁に乗り上げていた。そんな中、小林さんの思うがままの提案で契約してくれることになったのだった。
小林さんは嬉しそうに顔をほころばせながらも、真摯な表情でゆっくりと頭を下げたのだった。
「ありがとうございます」
「いえ、申し分ない商品ですので」