初恋 二度目の恋…最後の恋
そんな時間が一時間くらい過ぎた。二杯目のビールを飲み、もう次はウーロン茶にしようと思ったくらいの時だった。思い出したかのように折戸さんは呟いた。
「そういえば、静岡の研究所から資料を送って貰っているんだって」
「はい。中垣先輩に頼んで送ってもらってます。メールの添付ではどうしても容量もありますし、紙の方が見やすいですからメール便で送って貰ってます」
毎月のように静岡から送ってくる紙の束は大量だった。それを皆が営業に行っている間にゆっくりと読んでいる。私の仕事を営業補佐。製品のことを知っておくのが私の仕事。与えられた資料だけでは物足りないので先輩にお願いして資料を送って貰っている。自分で納得しないと動けない性格は働く場所が違うくらいでは変わらない。
「相変わらず熱心だよね。研究所を離れてもうすぐ半年以上も経つのに研究から離れられないんだね」
研究から離れられないというよりは、大学の時から何年もそんな生活をしてきたので、身体に染み付いているだけのこと。
「いえ。不器用なんだと思います。出来上がった資料だけ見ればいいと思うのですが、実際に自分の目で全てを確認しないと駄目なんです」
「でも、それが研究をする人の性なんじゃないの?研究者としての美羽ちゃんは勿体ないね」
「え」
「美羽ちゃんはもう一度研究をしたいんじゃないの?」
「それは…。」
「そういえば、静岡の研究所から資料を送って貰っているんだって」
「はい。中垣先輩に頼んで送ってもらってます。メールの添付ではどうしても容量もありますし、紙の方が見やすいですからメール便で送って貰ってます」
毎月のように静岡から送ってくる紙の束は大量だった。それを皆が営業に行っている間にゆっくりと読んでいる。私の仕事を営業補佐。製品のことを知っておくのが私の仕事。与えられた資料だけでは物足りないので先輩にお願いして資料を送って貰っている。自分で納得しないと動けない性格は働く場所が違うくらいでは変わらない。
「相変わらず熱心だよね。研究所を離れてもうすぐ半年以上も経つのに研究から離れられないんだね」
研究から離れられないというよりは、大学の時から何年もそんな生活をしてきたので、身体に染み付いているだけのこと。
「いえ。不器用なんだと思います。出来上がった資料だけ見ればいいと思うのですが、実際に自分の目で全てを確認しないと駄目なんです」
「でも、それが研究をする人の性なんじゃないの?研究者としての美羽ちゃんは勿体ないね」
「え」
「美羽ちゃんはもう一度研究をしたいんじゃないの?」
「それは…。」