初恋 二度目の恋…最後の恋
「妹さん。おいくつですか?」
「15歳。難しい年頃でさ、いつも生意気な口ばかりだよ。昔はあんなに可愛かったのに。この頃はあんまり相手されない」
折戸さんは妹さんを思い出したのか顔を少し緩める。でも、いつもの穏やかで大人の雰囲気を漂わす折戸さんの新たな一面は私の心はドキッとしてしまった。妹さんが可愛くて可愛くて仕方ないのだろう。
やっぱり優しい。今の笑顔が私は一番好きだと思った。
「やっといい顔で笑った。昨日の今日だから分かるけど、今日の美羽ちゃんは考え事をしている。でも、悩んでいるのは俺のことだけじゃないでしょ」
折戸さんは鋭い人だった。ニッコリと笑いながら核心をついてくる。実際に折戸さんの言うように、甘いカクテルを飲みながら話の合間にふと静岡研究所のことが頭を過っていた。
それに折戸さんは気付いていた。だからと言ってまだ自分の気持ちが決まってないのに、折戸さんに静岡研究所から転属の打診があることを言ってもいいのだろうかと悩む。でも、プロポーズもされているのだからきちんと話すべきだと思った。
「実は静岡研究所で欠員が出て、私に戻るようにと時期に辞令が出るそうです。今なら断ることも出来るようですが、研究所は人手不足ですから断らなければ私は静岡研究所に行くことになります」
折戸さんは私の言葉に飲みかけていたグラスが止まる。揺れる瞳は私を見つめていて、煌めくような綺麗な微笑みを見せた。
「15歳。難しい年頃でさ、いつも生意気な口ばかりだよ。昔はあんなに可愛かったのに。この頃はあんまり相手されない」
折戸さんは妹さんを思い出したのか顔を少し緩める。でも、いつもの穏やかで大人の雰囲気を漂わす折戸さんの新たな一面は私の心はドキッとしてしまった。妹さんが可愛くて可愛くて仕方ないのだろう。
やっぱり優しい。今の笑顔が私は一番好きだと思った。
「やっといい顔で笑った。昨日の今日だから分かるけど、今日の美羽ちゃんは考え事をしている。でも、悩んでいるのは俺のことだけじゃないでしょ」
折戸さんは鋭い人だった。ニッコリと笑いながら核心をついてくる。実際に折戸さんの言うように、甘いカクテルを飲みながら話の合間にふと静岡研究所のことが頭を過っていた。
それに折戸さんは気付いていた。だからと言ってまだ自分の気持ちが決まってないのに、折戸さんに静岡研究所から転属の打診があることを言ってもいいのだろうかと悩む。でも、プロポーズもされているのだからきちんと話すべきだと思った。
「実は静岡研究所で欠員が出て、私に戻るようにと時期に辞令が出るそうです。今なら断ることも出来るようですが、研究所は人手不足ですから断らなければ私は静岡研究所に行くことになります」
折戸さんは私の言葉に飲みかけていたグラスが止まる。揺れる瞳は私を見つめていて、煌めくような綺麗な微笑みを見せた。