初恋 二度目の恋…最後の恋
メールのやり取りはしているけど…たまには声を聞きたいと思ってしまう。そう思ったのは研究所の中庭に咲いた桜があまりにも綺麗で…これを小林さんと一緒に見たかったと思ったことが始まりだった。
それから、小林さんを思い出すことが増えてきて…。今回もプロジェクトが終わったことを一番に報告したいと思ったのは小林さんだった。だから、綺麗な青い空に向かって私は呟いたのだった。
「私は今回のプロジェクトで自分が研究が好きだと改めて思ったんですよ。研究成果が出た時に一番に言いたかったけど、こんなこと聞かされても困りますよね」
もちろん、答えは返ってこないけどそれでも私は十分だった。
いつもの散歩から研究室に戻ると久しぶりにパソコンに高見主任からメールが送られてきていた。でも、そのメールを開いて私は頭の中にクエスチョンマークが飛ぶ。
高見主任からのメールは意味不明。全く意味が分からない。
『面倒だけどプレゼントだ』
たったこれだけのメールに私は首を傾げる。添付ファイルすらついていない。高見主任みたいに『一を言えば十分かる人』でもこのメールの意味は分からないだろうと思う。心の中で意味がわかんないと呟く。
『意味がわからないですが、間違いメールじゃないですか?』
そんな私の返信メールには間髪入れずに返ってきた。
『坂上さん宛』
私宛のメールで間違いないらしい。でも、意味は分からなかった。何度も読み返す。でも、わからない。メールの意味が分からないままに時間が過ぎ、一週間も過ぎた頃にはメールの存在すら忘れていた。
それから、小林さんを思い出すことが増えてきて…。今回もプロジェクトが終わったことを一番に報告したいと思ったのは小林さんだった。だから、綺麗な青い空に向かって私は呟いたのだった。
「私は今回のプロジェクトで自分が研究が好きだと改めて思ったんですよ。研究成果が出た時に一番に言いたかったけど、こんなこと聞かされても困りますよね」
もちろん、答えは返ってこないけどそれでも私は十分だった。
いつもの散歩から研究室に戻ると久しぶりにパソコンに高見主任からメールが送られてきていた。でも、そのメールを開いて私は頭の中にクエスチョンマークが飛ぶ。
高見主任からのメールは意味不明。全く意味が分からない。
『面倒だけどプレゼントだ』
たったこれだけのメールに私は首を傾げる。添付ファイルすらついていない。高見主任みたいに『一を言えば十分かる人』でもこのメールの意味は分からないだろうと思う。心の中で意味がわかんないと呟く。
『意味がわからないですが、間違いメールじゃないですか?』
そんな私の返信メールには間髪入れずに返ってきた。
『坂上さん宛』
私宛のメールで間違いないらしい。でも、意味は分からなかった。何度も読み返す。でも、わからない。メールの意味が分からないままに時間が過ぎ、一週間も過ぎた頃にはメールの存在すら忘れていた。