初恋 二度目の恋…最後の恋
部屋に入ってきたのは少し小太りの男の人で、少し身体を後ろに反って歩いてくる。私と高見主任は立ち上がると頭を下げた。
「今日はお時間をいただきありがとうございます。私は○○株式会社の営業一課主任をしております。高見と申します。そして、こちらは坂上です。彼女はアシスタントとして同行させて貰ってます。
高見主任は謙虚な声を響かせながら、自分のポケットから名刺を取り出すと、スルリと優雅に名刺を差し出す。私も高見主任と同じように名刺を差し出した。それを見て、入ってきた人も胸元から名刺ケースを取り出すと高見主任だけでなく私にも差し出した。
名刺には代表取締役社長と書いてある。この人がこの会社の責任者。でも、さっきの会社の対応をしてくれた人の方がずっと上役に見える。肩書きだけを見ると目の前にいる人の方が立派だけど、それにそぐわない気がした。
一連の流れのような名刺交換を終わらせると、社長は小さな声で呟いた。
「主任さんですか…。」
高見主任の『主任』という肩書きが気に入らないという感じだ。でも、本社の『主任』なら普通の会社では『課長』もしくは『次長』の役職に相当する。高見主任の年齢は知らないけど、明らかにスピード出世のエリートコースに間違いない。
だけど、高見主任はそんな侮蔑の言葉は聞こえなかったかのように、穏やかに微笑みを浮かべていた。
「今日はお時間をいただきありがとうございます。私は○○株式会社の営業一課主任をしております。高見と申します。そして、こちらは坂上です。彼女はアシスタントとして同行させて貰ってます。
高見主任は謙虚な声を響かせながら、自分のポケットから名刺を取り出すと、スルリと優雅に名刺を差し出す。私も高見主任と同じように名刺を差し出した。それを見て、入ってきた人も胸元から名刺ケースを取り出すと高見主任だけでなく私にも差し出した。
名刺には代表取締役社長と書いてある。この人がこの会社の責任者。でも、さっきの会社の対応をしてくれた人の方がずっと上役に見える。肩書きだけを見ると目の前にいる人の方が立派だけど、それにそぐわない気がした。
一連の流れのような名刺交換を終わらせると、社長は小さな声で呟いた。
「主任さんですか…。」
高見主任の『主任』という肩書きが気に入らないという感じだ。でも、本社の『主任』なら普通の会社では『課長』もしくは『次長』の役職に相当する。高見主任の年齢は知らないけど、明らかにスピード出世のエリートコースに間違いない。
だけど、高見主任はそんな侮蔑の言葉は聞こえなかったかのように、穏やかに微笑みを浮かべていた。