初恋 二度目の恋…最後の恋
折戸さんの営業は高見主任の営業とは違う。それはわかっていたけど、こんなにも違うものなのかとさえ思う。成果を挙げていくのに何も方法はひとつじゃない。高見主任の営業も、折戸さんの営業も私にとっては魅力的に見えた。
「製品開発部長の岸田さんですね。○○商事の折戸と申します。今日はお時間を取っていただきありがとうございます。こちらは坂上と言います」
折戸さんの挨拶に合わせて私は頭を下げると、製品開発部長の岸田さんは優しい微笑みを浮かべながら折戸さんと私に座るようにすすめ、私にも名刺をくれるのだった。折戸さんは今日の商談のために何度もこの会社に足を運び、アポイントを取り付けた。それはファイルの中にあったこと。
「随分、待たせてしまいましたね。お宅の商品には興味はありましたが、値段が少し高いがネックで躊躇してましたが、前に貰ったサンプルが良かったので今回は詳しい説明を聞きたくて来てもらったのですよ」
「ありがとうございます。当方としましても、自身のある商品ですのでその良さが少しでも分かって貰えればと思思います」
そんな言葉で始まった商談で説明した時間は一時間弱だった。でも、最初の15分で全てが決まったような気がした。
商談は終始折戸さんの優しい声色で流れるように進み、その合間に折戸さんは私にも話を振る。
「製品開発部長の岸田さんですね。○○商事の折戸と申します。今日はお時間を取っていただきありがとうございます。こちらは坂上と言います」
折戸さんの挨拶に合わせて私は頭を下げると、製品開発部長の岸田さんは優しい微笑みを浮かべながら折戸さんと私に座るようにすすめ、私にも名刺をくれるのだった。折戸さんは今日の商談のために何度もこの会社に足を運び、アポイントを取り付けた。それはファイルの中にあったこと。
「随分、待たせてしまいましたね。お宅の商品には興味はありましたが、値段が少し高いがネックで躊躇してましたが、前に貰ったサンプルが良かったので今回は詳しい説明を聞きたくて来てもらったのですよ」
「ありがとうございます。当方としましても、自身のある商品ですのでその良さが少しでも分かって貰えればと思思います」
そんな言葉で始まった商談で説明した時間は一時間弱だった。でも、最初の15分で全てが決まったような気がした。
商談は終始折戸さんの優しい声色で流れるように進み、その合間に折戸さんは私にも話を振る。