初恋 二度目の恋…最後の恋
折戸さんが連れてきてくれたお店は私が想像していたよりも豪華な飲茶専門店だった。広い店内には会社の休み時間に来ているような女の子もいるけど、品のいい服を着ているマダム風の人もいる。ランチタイムだからたくさんの人はいるけど、騒がしい感じはしない。
「ここでいいかな?」
そう言って折戸さんは店に入ると…いつも高見主任と一緒に食事をする時のような状況になる。案内する人もだけど、店に入ったことによって、普通でも一瞬視線が集まる。でも、その視線は逸らされることなく突き刺さる感じがする。
視線が痛い。
折戸さんも高見主任と同じように全く周りを気にしてないようだった。タイミングが良かったのか、ちょうど窓際の席が空いたのでそこに案内されると折戸さんは嬉しそうに笑う。そんな折戸さんをカーテン越しに差し込む光が眩く照らしていた。
「ここのフカヒレの餃子は美味しいよ。個人的には小饅包がお奨めかな。海老餃子のプリプリ感も美味しいし。坂上ちゃんは何が好き?」
「よく分からないのでお任せでいいですか?」
「ああ。じゃあ、適当に頼むね」
折戸さんはメニューの中からいくつかの飲茶を注文すると私にまたニッコリと笑う。
「坂上ちゃんって、最初の時よりもよく笑うようになったよね。いいことだと思う。最初は何か言うと泣くんじゃないかと思ったくらいだよ」
「ここでいいかな?」
そう言って折戸さんは店に入ると…いつも高見主任と一緒に食事をする時のような状況になる。案内する人もだけど、店に入ったことによって、普通でも一瞬視線が集まる。でも、その視線は逸らされることなく突き刺さる感じがする。
視線が痛い。
折戸さんも高見主任と同じように全く周りを気にしてないようだった。タイミングが良かったのか、ちょうど窓際の席が空いたのでそこに案内されると折戸さんは嬉しそうに笑う。そんな折戸さんをカーテン越しに差し込む光が眩く照らしていた。
「ここのフカヒレの餃子は美味しいよ。個人的には小饅包がお奨めかな。海老餃子のプリプリ感も美味しいし。坂上ちゃんは何が好き?」
「よく分からないのでお任せでいいですか?」
「ああ。じゃあ、適当に頼むね」
折戸さんはメニューの中からいくつかの飲茶を注文すると私にまたニッコリと笑う。
「坂上ちゃんって、最初の時よりもよく笑うようになったよね。いいことだと思う。最初は何か言うと泣くんじゃないかと思ったくらいだよ」