初恋 二度目の恋…最後の恋
鏡の中に映る私は緊張していて、少し顔も青白い。男の人と二人だけで出掛けるというのは初めて。何を話していいのかさえわからない。なんか理由をつけてメールで断ろうかと何度も思ったけど、昨日の折戸さんの『絶対楽しいよ。』という言葉が私を止める。
でも、約束はしてしまっている。約束は守らないといけない。
今更、断るわけにもいかない。
時間よりも早めにマンションを出ると駅までの道を歩く。待ち合わせの駅のカフェには早く着けるだろう。でも、今日はどこに行くのだろう。分かっているのは折戸さんと一緒に遊びに行くということだけ。
天気のいい日だった。
駅までの道は心地よく、散歩にはもってこいな日和。いつもならゆっくりと駅までの風景を楽しみながら歩くのだけど、今日は真っ直ぐ前しか見る余裕はない。
しばらく歩くと待ち合わせの駅が見えてくる。一歩一歩歩く毎に駅が次第に大きく目に映る。待ち合わせのカフェも見えてくる。心が落ち着かないまま、駅のカフェに行くと、ガラス越しに店内が見えて、そこにはまだ折戸さんの姿は見えない。
バッグの中から携帯を取り出してみると、約束の時間の20分前だった。
とりあえずカフェに入ってコーヒーでも飲みながら折戸さんを待とうと思った。コーヒーは私を落ち着けてくれるだろう。
「坂上さん?」
でも、約束はしてしまっている。約束は守らないといけない。
今更、断るわけにもいかない。
時間よりも早めにマンションを出ると駅までの道を歩く。待ち合わせの駅のカフェには早く着けるだろう。でも、今日はどこに行くのだろう。分かっているのは折戸さんと一緒に遊びに行くということだけ。
天気のいい日だった。
駅までの道は心地よく、散歩にはもってこいな日和。いつもならゆっくりと駅までの風景を楽しみながら歩くのだけど、今日は真っ直ぐ前しか見る余裕はない。
しばらく歩くと待ち合わせの駅が見えてくる。一歩一歩歩く毎に駅が次第に大きく目に映る。待ち合わせのカフェも見えてくる。心が落ち着かないまま、駅のカフェに行くと、ガラス越しに店内が見えて、そこにはまだ折戸さんの姿は見えない。
バッグの中から携帯を取り出してみると、約束の時間の20分前だった。
とりあえずカフェに入ってコーヒーでも飲みながら折戸さんを待とうと思った。コーヒーは私を落ち着けてくれるだろう。
「坂上さん?」