初恋 二度目の恋…最後の恋
カフェに入ろうとして名前を呼ばれて振り向くとそこには折戸さんではなくて小林さんが立っている。真っ白のスポーツブランドのTシャツにジーンズという普段着の姿。ちょっと家から出てきたという感じのスタイルなのに背の高さと体格の良さが格好良く見せる。
そして、いつもの無邪気な笑顔が私に降り注ぐ。
スーツ姿の小林さんしか見たことないから新鮮。でも、私はスーツの小林さんよりも普段着の小林さんが素敵だと思った。手にはブックセンターの袋が持たれていて、さっきまでこの駅の近くの大型ブックセンターに居たのだろう。
「小林さん」
「どうしたの?こんなところで。誰かと待ち合わせ?」
折戸さんを待っている間に小林さんに出会うとは思わなかった。今から、折戸さんと出掛けることを言おうと思ったけど、どこに行くのかさえまだ決まってない。
なんていいのだろう?
いきなりの小林さんの登場に緊張していた上にテンパった私は思考が定まらない。
上手に言葉が出ない。
なんて答えたらいいのかわからなくて考えていると私と小林さんの横にスッと車が止まった。太陽の光を浴びて眩しく輝くのはシルバーの車は窓のガラスが反射して中は見えない。
カチャっとドアが開く音がして車から降りてきたのは折戸さんだった。
濃紺のシャツを羽織ってベージュのボトムに合わせる姿はいつものスーツ姿からは想像つかないほどの爽やかで風を背中に受けながら立つ折戸さんは雑誌の中のモデルのようだった。
そして、いつもの無邪気な笑顔が私に降り注ぐ。
スーツ姿の小林さんしか見たことないから新鮮。でも、私はスーツの小林さんよりも普段着の小林さんが素敵だと思った。手にはブックセンターの袋が持たれていて、さっきまでこの駅の近くの大型ブックセンターに居たのだろう。
「小林さん」
「どうしたの?こんなところで。誰かと待ち合わせ?」
折戸さんを待っている間に小林さんに出会うとは思わなかった。今から、折戸さんと出掛けることを言おうと思ったけど、どこに行くのかさえまだ決まってない。
なんていいのだろう?
いきなりの小林さんの登場に緊張していた上にテンパった私は思考が定まらない。
上手に言葉が出ない。
なんて答えたらいいのかわからなくて考えていると私と小林さんの横にスッと車が止まった。太陽の光を浴びて眩しく輝くのはシルバーの車は窓のガラスが反射して中は見えない。
カチャっとドアが開く音がして車から降りてきたのは折戸さんだった。
濃紺のシャツを羽織ってベージュのボトムに合わせる姿はいつものスーツ姿からは想像つかないほどの爽やかで風を背中に受けながら立つ折戸さんは雑誌の中のモデルのようだった。