妹と彼氏が××してました。
いくら頑張っても成績優等生にはなれない私は夏期講習等で単位を枷でいるようなものだ。

妹はまだ起きていないようだ、そうだよね、沢山体力を使ったもの。ゆっくり休んでね。なんて思って居間につく。

お母さんがウインナーを焼く音がしていたのでふらふらとキッチンの方に吸い寄せられる、気分はまるで美味しい花につられるちょうちょだ。

「おはよ、母上」

「母上?そんなこと言ってもケーキは買わないわよ、澪にでも作ってもらいなさい」

「ちくしょう」

およそ親子らしくない会話を終えて、顔を洗いのそのそと制服に着替える。すべるようにだ出された朝食を美味しくいただき、家を出る。

「ああ、帰りにトイレットペーパー買ってきて」

…くそばばあなんて思ってないよ?




今日は昨日より早くに学校に着いた。じゃあ、先に予習してようかな、なんて考えて裏庭の方に進む。自習室は2棟にあるので裏庭から行った方が早い。

その直後裏庭にあるベンチに人が2人いるのが見えた。女子生徒と男子生徒に見えるその影は何やらいちゃいちゃとしているように見える。

そろそろ、なくぞ。卵を投げつけたい衝動を必死でこらえているとふいに結構大きな声があたりに響いた。


「あれ?今日はいつものように元気、無いんだね。」

「だっ…だってッ…あっッ…‼」

「学校だからって興奮してる?イケナイ子だね?」

よくよく見ると、女子生徒の服はブラジャーが見えるまで捲し上げられてて、私立特有の長いスカートは太ももがあらわになるほどめくられている。

しかも、俗に言葉攻めと呼ばれるオプション付きでだ。

うわああああああああああああああああああああああああ。傷口に塩を塗られたような感覚に思わず声が出そうになる。

すんでのところで悲鳴をあげずに済んだ私は、考え直す。



これってビッチになるための勉強になるんじゃないか?

いや、そうに決まっている。

神様だって、覗き見くらいは許してくれるはずだ、アーメン。
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