【企】恋する君に口づけを


胸の鼓動が速くなっていく。




「…あれ、康太? なにして…」




司会のサッカー部の男の子は、同じクラスの子だった。
その人も康太がなんで壇上にきたのかはわかってないみたい。




康太はスタンドマイクの前に立つ。
すると、体育館内は予想外のことにざわつき始めた。




「愛莉の代わりに俺が出てもいい?」



「…ちょっ、え!?」




そんなやりとりがマイクをとおして行われてるから、ばっちりここまで聞こえてる。




康太……好きな人いるの?
ドクン、と胸が変な音を立てた。




「……いい?」



「あ、あぁ…」




司会の男の子が了承すると、康太がなにを話すかにみんなは耳を澄ました。

< 14 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop