クレームの女王
貧乏でも正直でまじめに生きてきた。


確かに贅沢はしたことはなくても
旦那と祐樹の笑顔があった。


でも引き返せない。
だってもう旦那はいないんだから。


自分が手にかけて殺したに等しい死に方で
旦那はあっけなく逝ってしまった。


そして麗華はそれを悲しむどころか
邪魔者がいなくなったと喜んで


貯金の中からバッグを買ってしまった。



だんだんと手が震えて来る麗華。


もしかした自分はとてつもなく
悪いことをしているんじゃないかと


思い始めている。


周りの人を苦しめて
自分だけがよい思いをしている。








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