クレームの女王
我慢できなくなった麗華は
今日も夜の街に出かけていく。


完璧に化粧をして
ブランド物のバッグを持って武装した麗華は


昨日行ったホストクラブの入り口を
くぐっていく。


「いらっしゃいませ」


中にいたホスト全員が笑顔で
冷夏にあいさつする。


「会いたかったよ」


「今日も素敵だね」


笑顔のホストが今日も麗華を
姫のように扱ってくれる。


憧れている小説の世界がここにある。



これ以上楽しいことなんて
どこにもない。


自分の人生を取り戻すってことは
こんなに素晴らしいものだったんだ!


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