クレームの女王
麗華はもう止まらなくなっていた。


ホストクラブに行くのを止めるなんて
絶対にできないことだった。


麗華は次の日もその次の日も
ホストクラブに通い続ける。


5万、10万、15万………


麗華のお金がどんどん減っていくのには
時間はかからなかった。


ある日とうとう冷夏のお金は底をついた。
全くの一文無し。


パートもやめてしまったので
給料も入ってこない。


旦那が死んで以来まったく
片づけなくなってしまった


雑然とした部屋の中


麗華は空っぽの財布を握りしめて
呆然と立ちつくしていた。




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