クレームの女王
「お金…」


血走った眼で麗華はスーパーに飛び込んだ。
スーパーの店内をキョロキョロしながら歩く麗華。


リンゴを一つ手に取ってニヤリとする。


「このリンゴ腐ってるじゃないの!店長を呼びなさい!」


近くにいた店員に叫ぶ麗華。
その様子に恐れをなした店員は急いで


店長を呼びに行く。
やがてあらわれるスーパーの店長。



にこにこした顔で麗華に深々と挨拶する。



「これはこれはこの前お会いしましたね。
先日は失礼しました」


丁寧にあいさつする店長に麗華は
まくしたてる。


「ちょっと!店に腐ったリンゴを置くなんて
非常識でしょ!賠償しなさい!お金で勘弁してあげる」


まくしたてる麗華の言葉に
店長の顔付が変わった。


今までの丁寧な態度から一変して
冷たい言葉で麗華にこたえる。


「お客様。このような場合は返品交換で
対応させていただいております。


どうぞ腐っていないリンゴを
一つお持ち帰りください」





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