クレームの女王
そういって店長は麗華を見下したような目で
こう付け加えた。


「ちなみに難癖をつけての
あからさまな現金や商品の要求は犯罪ですよ」


店長はさらに近づいてこう耳打ちした。


「警察呼ぶぞ、くそババア。
わかったらさっさと帰れ」


麗華は店長の言葉にひるんだのか
少し後ずさりした。


「わかったわよ!こんなスーパー二度と来ないわ!」


そう言って逃げるように出ていく。



街を歩きながら麗華は思う。

だめだ。もうクレームなんかで
稼ぐことなんかできない。


世の中そんなにうまくいくはずがない。


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