クレームの女王
巨大な迷路の中に
迷いこんだような気分。


麗華の前に道は示されず
光は差さず


ただ目の前にとてつもない
高い壁がそびえ立っている。



絶望。

そんな言葉では
片ずけられないほどの

追い詰められた気持ち。


首を絞められたように
息ができない。


麗華の視界から色が消え
すべてが白黒に見える。


分かっているんだけど
足が前に進まない。

怪物に足を掴まれて
身動きができない。


やがて麗華は争うのをやめて
動かなくなった。
< 165 / 206 >

この作品をシェア

pagetop