クレームの女王
この二万円を何に使おうか?
そう思うとどうしようもなくワクワクしてくる。


買い物をする前の高揚感を味わうのは
独身の時以来。


とりあえず麗華はスマホで
ネットショッピングのアプリを立ち上げた。


いつもはお買い得な服や洗剤などがあるときにだけ
使うアプリだったが今日は違う。


好きなものを買える。
自分だけのものを買える。


麗華の興奮は頂点に達しようとしていた。


ドキドキしながらアプリ内で
検索をかける麗華。

検索の履歴には洗剤とか靴下とか
男物トランクスなど

生活臭いっぱいの言葉が並んでいる。


麗華は履歴をすべて消去した後
震える手で文字を打ち込んでいく


<ブランド物財布>


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