クレームの女王
麗華には自分は間違ってないという
確信があった。


むこうから当たってきたのは
間違いのない事実。


必要ならば店内の監視カメラを確認すれば
簡単に麗華の言い分は証明できるだろう。


これは正義の戦い。
態度が悪い店員を教育してやっているという気持ち。


だから麗華は強気で店員を攻めまくる。



「あなたはお金をもらうためにここにいるんでしょ!
だったらちゃんと働かなきゃダメじゃない!


ただ立ってるだけで給料がもらえると思ったら大間違いなのよ!」


「………うぜ」


すごい勢いでまくしたてる麗華に嫌気がさしたのか
下を向いた若い店員がぼそっと


言ってはならない一言を言ってしまった。


うぜぇという言葉ぐらい
挑発的で人を馬鹿にした言葉はない。


麗華はその一言で怒りが頂点に達してしまった。
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