クレームの女王
「もう絶対に許さない!」


怒り狂う麗華はこぶしを振り回して
若い店員に迫っていく。


若い店員は麗華の勢いに
さすがにビビったのか後ずさりを始める。


「ちょっとお待ちください!」


その時先輩の店員が麗華を止めた。
先輩の店員は麗華に最敬礼をした後

麗華に向かって慎重に話し始めた。

「今、事務所にあるビデオを確認してきました。
その結果、お客様は100パーセント悪くありません。


どこからどう見てもこちら側の過失です。


そういう場合にはマネージャーから
速やかにこうするよう指示を受けているんです」


先輩の店員は周りをきょろきょろと確かめた後
麗華の手の平に封筒を押し付けてきた。


「な…なにこれ?」

困惑した麗華が尋ねると先輩の店員は
また深々とお辞儀をする。

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