クレームの女王
それから数日間麗華は落ち着かない日々を
過ごしていた。


ネットショッピングの配達状況を何度も確認してしまう。


白いブランド物の財布。
配達準備中。


ため息をつく麗華。
早く来ないかな?


自分がこんな思いになるのはいつ以来だろう?
何かを楽しみに待っていた記憶なんて


最近は全くない。


育児に家事に仕事に追われ
自分のことは二の次に頑張ってきた。


それはそれで充実した日々と
言えるが

たまには自分というものを取り戻すのも
いいもんだ。


自分のための買い物をして
わくわくする。


そんな日々がたまにあってもいいじゃないか。

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