クレームの女王
押入れの中から麗華が持っている中で
一番お気に入りのバッグを取り出し

財布を中に入れてみる。


だがその時麗華はなぜかため息をついた。


「なんだか財布に似合わない…」


そうつぶやく麗華。



麗華の豪華な財布に対して
バッグが異様に貧相に見えたのだ。


それも仕方のない話で


麗華の持っている一番高いバッグでも
ブランド物の財布の三分の一の値段だったからだ。


バッグより中に入れる財布の方が高いという
逆転現象が


お気に入りのバッグを貧相に見せたのだ。



ちょっとがっかりした気分の麗華は
またスマホを立ち上げ


ネットショッピングのページを
開いた。

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