クレームの女王
ブランド物のスーツが80万円。

ため息が出る麗華。
このスーツを着てブランド物のバッグを持ち
最高の財布をもって町を歩く姿を想像する。


まるで夢の世界の出来事。


確かに今の時点では夢の世界の出来事。


麗華は今の時点では財布しか手に入れていない。


でもなぜかはわからないが
夢は本当にかなうような気がしている。


根拠はないが夢はすぐそばまで
やってきている気がする。


あ、そうだ。


やっぱり完璧にオシャレを決めたら
こんなぼさぼさの髪の毛じゃだめだ。


それにネイルもしたい。
いっそのことエステに通おう。


すべてはかなう。
夢はかなうんだ。
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