優*雪

沖田と睦

正直、悩みました



だけど、もやもや するんです

最近の非番、といったら、蕎麦屋!



「いらっしゃい! すみません!準備中… 」

「あっ いえ!睦さんに会いに!」

「え? あっはい。まーこーとー?」


母に呼ばれて、睦さんがこちらに



「なんやねん!! へ?新選組の?」

「沖田 総司です!
少しお話しできませんか?」

「ええけど…」


私たちは、外に出ました
開店前に悪いなと、思ったけど



「私は、雪之介さん、セツさんと
優太が同一人物だと、知っています
今、どちらに?」


「黒谷です
来月、慶喜様と大阪行くと聞いています」

「もう…会えないのですかね?」

「セツが好きですか?」



そんなにわかりやすい!?



「え? え? はい!そばにいたいんです」

「慶喜様の側室ですよ? 優菜といいます」

「えぇ? ……。男だと思ってました」

「ぷっ! そこは知らないんだ!?
心は男です。体は女です。
人格のこと聞いてるんですか?」


「ええ。たくさんありますね…」


「元々生まれてから、男として育ち
後から女の人格を作ったんです
それが忍になる前
忍になってから、さらに増やした
それが影響しているのかな
様子がおかしくて…」


「人格の休め役をしたいんです」

「新を知っている?」

「新さんから、頼まれました」

「そっか
俺は、何もしてやれない
アイツが何か隠しているのは、わかる
でも、話してくれないんだ
春頃から、雪之介を復活させた
死んだ人格を生き返らせることは
精神に悪い…本当に、精神を病むかもな」

「会えませんか?」

「正月に帰るって言ってたよ!」

「そうですか。ありがとうございます」


開店前だから
あまり引き止めるわけにはいきません

まさか、女性とは考えもしてなかったので、すごく嬉しいです


慶喜様の側室だと
芹沢さんは、気づいていたのでしょう


やはり



過去に二人は、会っていたんでしょうね






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