優＊雪

出会い 再会

近藤と優菜

十月



近藤が会議の為、黒谷へ



会議が終わり

すっかり仲良くなった広沢と
庭を歩きながら会話を楽しむ

「優太は、どうしているのでしょう」

「さぁ。姿を見せなくなりました」

「慶喜様のところへ？」

「そうかもしれません」





近藤が庭に立つ姫君に気づき、見惚れる



「容保様の妹君、優菜様です
慶喜様の側室なのですが
容保様に会いに来られているんです」


「そうですか。お美しい方ですね！」


「こちらに気づかれたようですね
ご挨拶しましょう」



「優菜様、御加減は良いのですか？」

「ええ。　良い天気ですし、お散歩です」

「そうですか
こちら、新選組 局長 近藤 勇です」

「お初にお目にかかります。近藤です」

「ご活躍、何よりでございます
徳川 慶喜様の側室 優菜と申します」



しばらく会話して、優菜がまだ色のない
紅葉の木をみていたので、一緒に紅葉狩りが出来たらと約束した



「慶喜様に、紅葉をお見せしたかったの！良い口実ができましたわ　　うふふっ」


「楽しみにしております」

「わたくしも！」

広沢と近藤は、優太と優菜が

同一人物とは知らない