優*雪
慶喜と喧嘩した時を思い出した




「ほんま…行くとこないな」



あのときと違うのは、涙が止まらないこと


「面倒やなぁ
何で男やないねん」



気がつけば、総司に連れて来られた河原



「寒い」

体を抱きしめるように、座った

どれくらい泣いたか、気がつけば寒さで
体がカタカタ震える。

止まらない震えと共に、胸の痛みがきた



まだ、慶喜に何も返してないのに

死ぬんかな…

苦しい












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