優*雪

確信と決意

永倉は手に持っていた、木刀を落とした


負けたことに落胆したのではなく……

「間違いない!雪之介だ!」




確信していた




「何でそう思う?」 原田がきく

「優太の構え。昔の俺の癖が出てた」

「剣術やってたのか?」藤堂がきく

「いや。でも、二人共よく見学に来てた
見て覚えたんだろうな。間違いない!
どうしょう」

こんなに早く、確信してしまい次の手が思いつかないでいた


優太は挑発したことで、確信されたなんて思いもせず、炊事場に行っていた


そして、夕餉を作りながら
( ここから離れよう )

決意した








< 51 / 255 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop