優*雪
「先ほどの覆面は…」

近藤が聞こうとしたが

「気にしないでくれ」と広沢に言われ

それ以上、聞くことは憚られた

覆面が何者か知ることはできなかった

その後、無事に嘆願書を提出

広沢から八木邸と前川邸にて
待機するよう言われた
先方にはすでに話が通っているから

とのこと、四人は会津本陣を出て

今後二年間暮らすことになる
屯所へと歩き出した





その二日後

正式に残留浪士 24名は

【会津藩御預 壬生浪士組】となった












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