私を惚れさせて。私の虜になって。
「友李ちゃん!そんなこと言わないの!」

「は?嘘付いてないけど」

「友李ちゃん!」

「はぁ。ヤダヤダ」

何もかもが嫌になって、ご飯もお風呂も入らないで、部屋に閉じこもった。

なにも考える前に、布団に入った。

お母さん…、ううん。

あの人は、ただの他人。

優葉だって、私にとっちゃ、他人なんだよ。

みんな、みんな、嫌いだ。

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