私を惚れさせて。私の虜になって。
「でも、お腹空いた」

熱はあっても。

「ん、食え。くっそ美味いから」

大きなお盆を膝の上に乗せられた。

「いただきます」

もう、2人は勉強を始めていた。

「……あっち」

胸が、ほっこりするぐらい。

だけど、

「……うっま」

食べたことないぐらい。

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