私を惚れさせて。私の虜になって。
私はどこに行けばいいの?

いつまでに?

それによってね、高校も探さないといけないの。

もう、間に合わないかもしれないけど、

間に合うように、一刻も早く。

…………

………


……



全部、全部、終わらせてきた。

全部、わかってきた。


悲しい後は、松木たちに会える。



だから、頑張って、帰ってきた。

ふーうっ。

勉強道具なんか、何にも持ってないけど、

制服だけど、


ちょっと、緊張するかな。


「こんにち……」

「菅原!!!きたぞっ!!」

「あ、まーくん…」

「すがちゃん!!!」

松木も、自習室から出てきて、

「きたぞっ!」

また、誰かを呼ぶ。


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