ブラック王子と泣き虫彼女
「アッアン……アッ…アッ…!」
「っ……!?」
思わず叫んでしまいそうになった口を押さえて私はその場にしゃがみ込んだ。
ヤバいヤバいヤバいヤバい……!!!
もちろん純粋な心の持ち主の私からしたら聞いたこともないような声にそういう行為の声なんだ、ってことは把握できた。
でも、棚の奥から聞こえてくるその声が聞きたくないはずなのに気になってしまって……
その場から動けなかった。
自分がオカシイと思いながら“見てみたい”と思ってしまう自分がいて……。
「ちょっとだけ……」
そう呟いてそっと棚の陰から覗いてみた。