”好き”になってよ。

忘れちまったのか?


伊織side


「伊織くん、彼女いるの?」

「好きな女の子のタイプは〜?」

「写真取らせてー!」


まるで、芸能人のような扱いをされる。

中学の時もそうだった。
女はすぐによってくる。

だが、俺には、千咲がいる。

だから女もよけてきた。

戻ってきたと思えば、同じ学校、同じクラス。
これ以上にない幸せだった。
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