キミの最後の贈り物〜花言葉に想いをのせて〜




「……なんで母さんたちいるんだよ。」



蓮斗がそう聞くと蓮斗のお母さんが答える。



「いやだって、詩織ちゃんのきゃーっていう声が聞こえて様子を見に来たら、

あんたの事を変態って叫ぶ声も聞こえたから……」




あ、私のせいですね……。反省。




「は?わざわざそんなことでこなくていいだろ。」




「いやいや、あんたが詩織ちゃんのこと襲ったのかと思ったのよ。

てか、なにしたの?詩織ちゃんに叫ばれるようなことしたんでしょ?」




蓮斗のお母さんが蓮斗に聞く。




「あ、いやあの……なにもされてませんから。」



私がそう言うと蓮斗のお母さんは微笑む。



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