風に恋したキミと
足が止まった場所は小さい川が流れる土手。
川の水がオレンジ色の太陽の光を反射してキラキラ光っている。
「なんでよ……」
桐島と別れたくない。
だって今までケガした時だって、大会の時だって痛くても頑張って走ってこれたのは桐島がいたから。
桐島が励ましてくれたから、笑わせてくれたから乗り越えることができたのに。
桐島はわたしの走る原動力のような存在なのに。
橋本先生にはどうして届かないの。
こんなに泣くなら、橋本先生に向かって何か言ってやればよかった。
くやしい、くやしい。