風に恋したキミと
大会前日。
とうとうわたしには終止符を打たれてしまった。
学校の授業を受けて、今日も昨日と同じメニューをこなして
なんとかズキンズキンという痛みを耐えて
これでやっと明日の大会で走れると思ったら……
「小川」と橋本先生に呼ばれてこっちに来いと手でジェスチャーをしてきた。
わたしはその瞬間先生がこの後何を言ってくるか分かってしまった。
ゆっくり重たい足を動かしながら先生がいる木の木陰に行くと、先生はいきなりこう言ったんだ。