風に恋したキミと




自分が来年東京に行くことを考えたら、わたしとは遠距離なるわけで、会えなくなったら自分から離れていくんじゃないかって想像してみたら



それを知らないわたしが暢気に部活の男子と喋っていたり、仲良くしてるのを見たら、そうなってもおかしくないなって思ったみたいで……



あんな行動をいろいろ取ってしまったみたい。



これってわたしのせい?……違うよね?



最初はオファーを断ろうと思ったけど、わたしと別れて少し冷静になった時にでも自分にはやっぱり走ることしかないって気付いて



事故に遭う前日にまた見に来た大学の人に正式に行くって返事をしたんだって。



「だから俺、4月から東京に行く。大学に行ってからも走ることにした」



「すごーい!すごいじゃん!じゃあもう受験生終わっちゃったんだ」



わたしはただ佑真がきちんと未来のことも考えてて、大学生になってからも走り続けることが嬉しくてたまらなかった。



< 309 / 361 >

この作品をシェア

pagetop