【実話】終わらないトンネル



入学してすぐ友達は出来た。


私は頭半分くらい他の子よりも背が高かった
だからかよく話し掛けられた

「友達になろう」

そう初めて声をかけてくれたコトネちゃん、
今はどうしているだろう
中学卒業以来会ってないな

コトネちゃんが私の学校生活
人生初の「ともだち」だった

あとのことはよく覚えていない


背は頭半分大きくとも
心は頭半分よりも小さかった


「友達」よりも大好きなのは「授業」
黙々と鉛筆を運ばせて
自分の考えをモクモク広げることが
とっても楽しかった
休み時間は要らないくらい


のっぽでぽっちゃりでお喋りで
キャラの渋滞のような私だが
授業中は黒板を噛み付くように見ていた


小学校卒業まで私は「ガリ勉」で
学年で上位をキープし続ける


勉強以外はとゆうと
よく男子に“大きな目“をからかわれた


「目玉焼き~おい、目玉焼き!」

「ははははっ」


男子が私にはやし立てる


「なに?」


「お前、目がでっけぇから目玉焼きだ!」


「なにそのあだ名!嫌だ!」


と、怒ると私はその男子を
叫びながら追いかけ回し
捕まえると叩いたり蹴っていた


ちなみにこれは保育園の頃からだ

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