【実話】終わらないトンネル



親に背中を押されくぐった 正門


高校生としての第一歩。

周りにはこれから共に学ぶ同級生たち
執行委員の先輩方、

緊張とゆう感情でしかなかった


最初に通されたのは 「体育館」

そこにはチラホラと着席した子達

私も知らされたクラス、
出席番号のイスにつく。

両隣ともに知らない子

大騒ぎする野球部らしき男の子達


この年のニュースにもなったが
ちょうどこの頃は
SNSアプリLINEが注目され始め
入学前から学年のグループが作られ
もう既に周りは友達になっていた


まさに「アウェイ」とはこのこと


!?マークが浮かぶ…


私は、SNSが苦手になってから
しなくていいかとSNSを遠ざけていた


まさか入学して
初めまして、よーいどん!で
友達とかグループって作るものと思っていた

だから、唖然とした

周りからすれば
あれ?あの子グループチャットに
居ないね、知らない子だぁ
とでも、思われているのだろうか

ここで敬遠してきたSNSを
必要かもしれないと感じた


悔しいが…

もうそんな時代だ、
小学校の時に先生が笑いながら
ネット社会が人を繋ぐんだ、
電話や手紙も少なくなるよって
その通りになった


こんなに早く


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