【実話】終わらないトンネル
そして、
危篤になり4日が経った夜、
また歌を歌い録画し送り
「今日のは上手く歌えたね」
「テルキが聞いてくれるのが楽しみだね」
なんて、話して解散しようかとゆう時
リーダー各だった子が
「皆、今日もありがとう!
ここを貸し切れるのも今日までだ
だから、明日から各自でテルキに
会いに行くことにしよう!」
…
静かに彼は旅立った。
嘘のようなホントの話
バッ!
私の潜在意識の中で
突然、風景が空に変わった
彼の目線だ、
見えるのは病院のロビー、同級生、
「ありがとう」
満足そうに得意そうに笑う
私の中に彼が居る
…そう思ったとき、
「俺のことで皆がまた集まれて
嬉しいよ、これが俺の最後の役目だよ」
そう彼は微笑んで言った
こんなメッセージは私だけでなく
色んな人が亡くなった後、聴いたそうだ
「これから守るからな」
「俺は居るよ」
それぞれバラバラに
確かに… 彼の声 で。