【続】裏アリ男子にご注意ください!
……ドサッ!
あたしは、なにもないところでつまずいてしまったんだ。
ホントにあたしってどんくさいな……自分でもあきれちゃうくらい。
「いったぁ……」
でもケガはしなかったみたい。よかった、って思いながら立ちあがって誠をみた。
「……ぷっ。やっぱおまえってみてて飽きないな」
誠は笑っていた。
「ひっどーい! もう知らない!」
笑うなんて!
あたしは誠をムシして歩きだした。
……ズキッ。
「……あれ?」