鈴姫戦記 ~ふたつの悲しい恋物語~

矛盾点





 曾爾と曾於は小さな砂利の敷かれたキレイな庭園をどんどん進んでいく。


 自分の屋敷だろうけどさ・・・・・・。


 やっぱり見慣れない景色にビクビクしてしまう。


 そして、屋敷に入った。


 双子が屋敷に入って、その後に続くと・・・・・・目の前の光景に驚いた。



「お帰りなさいなさいませ。


 曾爾姫様、曾於様」



 長い長い廊下の両端にに三つ指をついてズラリと並ぶ着物姿の女性たち。


 ザッと見る限り・・・・・・二十人はいないか?


 そんな間を平然とした顔で双子は通り過ぎた。


 その後ろに、数人の女性がくっついていく。


 もしかして、この人たち全員ここのお手伝いさん?


 しかも、双子たちの後ろにくっついてった人たちは、女房とかいう姫の身の回りを世話する人じゃない!?



 やっぱりこの双子、超お金持ち・・・・・・。


 クラリと頭が揺れた気がした。





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